Happy&Rice

田んぼに行きたくて行きたくて仕方ないモードになっていた私は
えなじーたかはしの有機米を一手に担っていただいている
藤枝の松下さんの田んぼにお邪魔してきました。
店長たちは以前お伺いしていたものの
私は初めての訪問。
松下さんは、もうね、有機米のレジェンドですよ。
私の中では、米と話せる人ですよ！
そんな松下さんと会話するときはいつもドキドキ
でも、すんごい勢いで「米（マイ）ワールド」に引き込んでくれる
引力の強いヒトなのです。

丁度先日、新米を届けてくださったばかりで
まだ収穫されていない「にこまる」の田んぼなどを見せてもらいました。

にこまるがいかに優秀な品種かってはなしとか。


だいじな土の話も。
細かい粘土質な土が出来上がると
雑草の種が田んぼに迷い込んでも
太陽光が届かないから芽が出ない。とか。
タニシ、グッジョブ、とか。

課外授業は続きますよ。
松下さんは、お米のコレクターでもあるので
（日本に10人くらいしかいないらしい・・・。私は意外といるなと思いましたけど・・・。）
毎年100種類くらいの銘柄を保存の為に栽培しています。

稲っつったらアレ、あの形。
っていう自分の知ってる稲像をぶち壊してくれるヴィジュアル系の稲多数。
「え、コレも稲なのか！？」という感嘆符でまくり。

全部お米です。

ちいちゃいのもお米。

禾がながいと麦に見える。けど米なのよ。


とにかく、米作りに対するパッションが圧倒的な松下さんなんですけど
ただお米のことに詳しいだけではなくて
その土地の歴史や、お米自体の銘柄の歴史も熟知して
（この日最終的に伊藤若冲の話になってたし・・・
昔サントリー美術館でバイトしてて良かった瞬間・・・）
育てやすい米ばかりを育てず
銘柄のクセみたいなものまで大事にしていて
もうこの人は、稲の品種の番人なのだと思うんです。

人が手を加え過ぎないで、
マニュアルどおりにデジタルに育てない。
稲の持ってる力を最大限に引き出す技で栽培されるお米は
やっぱり、違いますよ。
感覚に訴えてくるものが違う。
（食感の好みはあると思うけど）

松下さんのお米、入荷してます。
ぜひお試し下さい。

◎有機JAS認定栽培　プレミアムミルキー　710円/kg＋税
えなじーたかはしのためにだけに栽培したお米です。


◎農薬・化学肥料不使用　天日米　710円/kg＋税
収穫後、天日乾燥させたひと手間かけたお米です